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超常刺激とは何か ジャンクフード・SNS・ゲームが幸せを削る理由

何を減らすと生きやすくなるかは人それぞれですが、多くの人に共通しやすい候補として挙がるのが、脳を強く刺激しすぎる超常刺激です。

ジャンクフードやインターネット、SNS、ポルノ、強すぎる光、ゲームなどは、便利さや楽しさがある一方で、集中力や睡眠、気分、食欲のコントロールに影響しやすい面があります。

この記事では、超常刺激とは何かを整理しながら、減らす価値が大きい具体例と、無理なく立て直すための考え方を紹介します。

※本記事は、YouTube動画の内容をもとに文字起こしを行い、
話し言葉や誤変換を整理したうえで、要点が伝わるようにまとめたものです。
内容の理解を目的としており、発言をそのまま再現したものではありません。

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科学的に「減らした方が幸せになりやすいもの」はあるのか

断捨離やミニマリズムが流行る一方で、何を減らすべきかは人によってかなり違います。物を減らした方が楽になる人もいれば、仕事や予定を減らした方が生きやすくなる人もいます。本がたくさんある方が幸せな人もいれば、極端に物を持たない暮らしが合う人もいます。

ただ、その中でも「人類全体で見て、減らした方が幸せになりやすいものは何か」と考えたとき、有力な候補として挙がるのが超常刺激です。これは、現代の環境が人間の脳に対して強すぎる刺激を与え、必要以上に興奮させたり、依存を生みやすくしたりするものを指します。

人間の脳は、狩猟採集の時代からそこまで大きく変わっていないと言われます。しかし、その脳が対処する環境は急激に変わりました。その結果、自然界にはほとんど存在しなかった強烈な刺激が、現代にはあふれています。全部をゼロにするのは難しくても、自分でコントロールできるところから減らしていくだけで、生活の質はかなり変わる可能性があります。

超常刺激とは、脳が処理しきれないほど強く設計された刺激のこと

現代人の不調は「刺激の摂りすぎ」と関係している可能性がある

超常刺激とは、もともとの人間の脳が想定していなかったレベルの強さで、欲求や注意を引きつける刺激のことです。食べ物、情報、性的コンテンツ、光、ゲームなど、現代ではさまざまな形で身の回りに存在しています。

こうした刺激に長くさらされると、脳が休まりにくくなり、必要以上に興奮した状態が続きやすくなります。その結果、疲れやすさ、集中力の低下、気分の落ち込み、依存的な行動などにつながるのではないか、という考え方があります。

重要なのは、全部を完璧に断つことではありません。ゼロにできるならそれに越したことはありませんが、現実的には難しいものも多いので、まずは「減らす」という発想で捉える方が続けやすいです。

減らす価値が大きい超常刺激の代表例

ジャンクフードは、脳が欲しがる要素を過剰に詰め込んだ刺激になりやすい

代表的なのがジャンクフードです。人間は進化の過程で、塩分、脂肪、糖質のような高エネルギーなものを貴重な資源として求めてきました。自然環境ではそれらを大量に摂ることは難しかったため、脳はそうしたものを強く欲しがるようにできています。

ところが現代では、そうした「脳が欲しがる要素」をまとめて大量に摂れる食品が簡単に手に入ります。塩分、脂肪、糖質を強く組み合わせた食べ物は、脳にとって非常に魅力的で、食べ過ぎや依存的な摂取につながりやすくなります。

白いパンのような精製された穀物や、血糖値を急激に上げやすい食品、砂糖の多い食品が問題視されるのもこの文脈です。減らすだけでも、体調や気分、食欲のコントロールに大きな変化が出やすい領域だと言えます。

ジャンクフードは「食べる」以外にも影響する

ジャンクフードの影響は、実際に口に入れることだけではありません。ファストフードやジャンクフードのロゴや視覚的な刺激を見るだけでも、人は無意識にせかされるような感覚を持ちやすくなり、時間への焦りが増す可能性があります。

つまり、食べる量を減らすだけでなく、頻繁に目に入る環境そのものを調整することにも意味があります。家の中に置かない、通り道で視界に入りすぎないようにする、といった工夫も意外と効きます。

インターネットは「次の刺激」を無限に求めさせやすい

次に大きいのがインターネットです。ネットは便利ですが、脳にとっては強力な刺激の連続でもあります。次に何が来るのか分からない状態が延々と続き、情報、通知、動画、SNSなどが次々に注意を奪っていきます。

特に、人間は未知の情報やコミュニケーションに強く反応します。LINEの通知が鳴ると気になるのもそのためです。誰から来たのか、何が書いてあるのかが気になって、今やっていることから意識が持っていかれます。

文献を調べる、仕事で必要な情報を取りに行く、といった目的のある使い方は便利です。しかし、他人とのやり取りや、終わりのない情報の消費にネットを使いすぎると、脳はずっと興奮したままになりやすく、集中力や気分に悪影響が出やすくなります。

SNSはコミュニケーション欲求を強く刺激しやすい

特にSNSは、人間のコミュニケーション欲求と直結しているぶん、使い方を間違えると消耗しやすい媒体です。人とつながっている感覚、反応が来るかどうかの期待、他人との比較、そうした要素が絶えず脳を刺激します。

人はコミュニケーションが絡むと興奮しやすく、睡眠すら後回しにしてしまうことがあります。麻雀や人狼のように、誰かとやり取りしながら続けるものは深夜まで平気でできるのに、一人で本を読んでいると同じようにはいかないことがあります。これは、対人刺激がそれだけ強いからです。

だからこそ、SNSやメールは「使わない」よりも、「いつ使うかを決める」方が現実的です。たとえば、触っていい時間を決めるだけでも、かなり影響が変わります。

ポルノはドーパミン系を過剰に刺激しやすい

超常刺激の代表例として、ポルノもよく挙げられます。性的な刺激そのものが悪いというより、人工的に強く編集・増幅された刺激を、際限なく消費できることが問題になりやすいのです。

こうした刺激はドーパミン系を強く動かします。ここで大事なのは、ドーパミンは単純な「快楽のホルモン」ではなく、むしろ「期待」や「もっと欲しい」を強める方向に働きやすいという点です。つまり、満たされるというより、次を求め続けやすくなるわけです。

その結果、より強い刺激、より新しい刺激を求める流れに入りやすくなります。ほどほどに留められればまだしも、際限なく増えていくと、日常の楽しみや人間関係の満足感まで鈍らせる可能性があります。

明るすぎる照明やブルーライトも、脳には強い刺激になる

パソコンやスマートフォンの画面、夜遅くまで明るい部屋で過ごす生活も、超常刺激の一つと考えられます。自然界には存在しなかった強い光を夜に浴び続けることで、睡眠リズムが乱れやすくなるからです。

光は使い方次第です。青っぽい光は日中に浴びれば気分や覚醒度を上げるのに役立つことがありますが、夜に同じことをすると、脳が「まだ昼だ」と勘違いしやすくなります。すると、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりしやすくなります。

つまり、光は悪者というより、タイミングが重要です。夜に強い光を浴びすぎないだけでも、睡眠とメンタルにはかなり違いが出ます。

テレビやゲームも、人工的な「ハマる仕組み」を持ちやすい

テレビやゲームも、現代的な超常刺激の一種です。特にゲームは、報酬、達成感、ランダム性、次の展開への期待が巧みに設計されており、強く惹き込まれやすい特徴があります。ガチャのような仕組みはその典型です。

もちろん、娯楽自体が悪いわけではありません。ただ、時間の感覚を失いやすいもの、やめどきが分かりにくいもの、次の刺激を連続して求めさせるものは、意識して制限しないと使われる側になりやすいです。

スポーツのように体を動かす活動にも熱中はありますが、人工的に設計された刺激は、脳の報酬系を直接狙ってくるぶん、依存的になりやすい面があります。

超常刺激を減らせないとき、何から立て直せばいいのか

全部やめようとするより、自己コントロールを取り戻す方が現実的

ここまで読むと、ジャンクフードも好き、ネットも見まくる、SNSもやる、夜は明るい部屋にいる、ゲームも好き、という人は「もう無理では」と思うかもしれません。実際、現代でこれらを全部断つのはかなり難しいです。

だから大事なのは、いきなり全部をやめることではなく、自己コントロールを取り戻すことです。超常刺激はどれも「やめられない」感覚を生みやすいですが、麻薬のように完全に意思の外にあるわけではなく、生活習慣の立て直しで変えられる余地があります。

その起点として有力なのが運動

超常刺激への対策として、もっとも汎用性が高いものの一つが運動です。運動は体型を変えるためだけのものではなく、セルフコントロール、気分、体力、自尊心といった複数の要素に同時に効いてきます。

特に、習慣として運動が入ると、「目先の刺激に流される状態」から少しずつ抜けやすくなります。体の状態が整ってくると、食べ物の好みまで変わることがありますし、疲れにくくなれば、ネットや動画で現実逃避する時間も相対的に減りやすくなります。

また、見た目が変わることや体力がつくことは、自信にもつながります。自信がつくと、強い刺激で気分を埋めようとする頻度そのものが下がることがあります。

短時間で始めやすい運動は、継続のハードルを下げやすい

運動が大事だと分かっていても、長時間の有酸素運動は続けづらい人が多いはずです。そこで選択肢として出てくるのが、短時間で行える高強度の運動です。たとえばHIITのように、短い時間でもしっかり負荷をかける形式は、忙しい人でも取り入れやすい方法として知られています。

ポイントは、最初から完璧にやることではありません。きつすぎると続かないので、強度を調整しながらでもいいから始めることの方が重要です。短時間でも「自分でコントロールしている感覚」が戻ってくると、他の刺激への向き合い方も変わってきます。

超常刺激を減らすときの考え方

ゼロを目指すより、まず「頻度」と「接触時間」を減らす

超常刺激への対処は、極端な禁止から始めるより、接触頻度と時間を減らす方がうまくいきやすいです。ジャンクフードを毎日から週に数回へ、SNSをだらだら触る状態から時間を決めて使う形へ、夜の強い光を少し落とす、といった調整でも十分意味があります。

全部を一気に変える必要はありません。むしろ、一つでも「減らせた」という実感があると、次の行動につながりやすくなります。

「脳が悪い」のではなく、「刺激が強すぎる」と考える

超常刺激の話で大事なのは、自分の意志が弱いと責めすぎないことです。問題は、現代の環境が人間の脳に対して強すぎる刺激を大量に供給していることにあります。

だから、自分を責めるよりも、環境を少しずつ変える方が合理的です。見えるところに置かない、通知を切る、夜の照明を落とす、運動を先に予定に入れる。こうした工夫は地味ですが、脳への負担を着実に減らしてくれます。

最終的に減らす価値が大きいのは「脳を興奮させすぎるもの」

人によって減らすべきものは違いますが、かなり多くの人に共通して言えるのは、脳を必要以上に興奮させ、依存的にさせるものは減らした方がいいということです。ジャンクフード、ネット、SNS、ポルノ、強すぎる光、ゲームなどは、その代表例です。

これらはどれも、便利だったり楽しかったりする一方で、使い方を誤ると心身をじわじわ削っていきます。しかも厄介なのは、気持ちいいからこそ減らしにくいことです。

だからこそ、全部を断つかどうかではなく、自分の人生にどれだけ余計なノイズを増やしているかを見直すことが大切です。超常刺激を少し減らすだけでも、集中力、睡眠、気分、食欲、意志力はかなり変わる可能性があります。

そして、その変化を後押しする土台として、運動のような「自分を整える習慣」を持てると強いです。刺激を減らすことと、回復力を上げること。この両方を回し始めると、暮らしはかなり安定しやすくなります。

出典:メンタリスト DaiGo

こちらが、今回の記事の元になったYouTube動画です。
要点だけでは伝えきれない話し方や空気感もありますので、
気になる方はぜひ動画の視聴やチャンネル登録をお願いします。

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