癖は人生への投資である

癖は人生への投資である

「癖がつく」っていう言葉があるように、癖っていうのは一回つくと、なかなか治らないですよね。特に悪い癖はなかなか治らないと思っている方、いらっしゃると思うんですが、実はいい癖も同じくらい治らないんですよ。

一回癖をつけてしまえば、あとはその癖が自動的に、僕らの人生をいい方向に変えていってくれるわけです。いい癖をつけたらね。だから癖をつけることって、投資と同じなんですよ。

例えばお金もそうですよね。自分で稼いで使って、稼いで使ってってやっていると、一生ずっと稼ぎ続けなくちゃいけない。でも、お金を稼ぎました、稼いだお金を投資します、っていうことをやると、投資したお金が働いてくれるわけだから、お金がお金を生み出す状態になりますよね。

そうすると僕らって、新しい仕事ができたり、自分たちの時間を有意義に使うことができるようになるじゃないですか。

だから実は、癖をつけるってことは、時間とか人生のレベルでいうと、この投資と同じなんです。

人間って一人ひとりの能力って大して変わらないのに、なんでこんだけ、おそらく何十億も稼ぐ人もいれば、年収100万とか200万とかって人もいるじゃないですか。この差は何かっていうと、正直、癖の違いっていうところもかなり大きいと思います。

もちろん運の違いもあると思うんですけどね、10億とかのレベルだったら。ただ、2000万とか3000万ぐらいまでの、一般的に言うとちょっとお金持ちぐらいなレベルの人たちだったら、ほぼ癖の違いっていうのが大きいと思います。

僕なんか、人生を変えようとか成功しようとかって思ったことってそんなになくて、どちらかっていうと、もう癖をつけたら楽かなってことを考えながらやってきたんですよ。

なので今回は、そんな科学的な根拠に基づく癖を紹介していきます。

迷う前に動く癖をつける

迷う前に動く癖をつける 手をつけてしまえば、大抵のことは楽になる

まず大事なのが、考える前に手をつける癖です。

もっと具体的に言うと、めんどくさいなとか、あれやろうかな、これやろうかな、これで合ってるかなっていうふうに、迷いを感じることって人間多いと思うんですけど、迷うと人ってやらなくなるんですよ。

だから迷う前に、考える前に手をつける癖をつけたい。

これができると、人生の時間の大部分が有効に使えるようになります。人間って、迷っている時間と、習慣的な行動に支配されている時間、この2つが多いので、迷いをなくすための癖をつけるっていうのは、一番最初にやるべきことなんですね。

手をつけてしまえば、大抵のことは楽になる

手をつけてさえしまえば、大抵のことは楽なんですよ。

だからほとんどの人っていうのは、手をつけるまでが長い。本当に。手さえつけてしまえば楽なのに、その「手をつける」という行為ができないから、そのせいで人生の大部分の時間を無駄にしているわけなんですね。

じゃあ、どういうふうに楽にするかというと、簡単で、最初の一手を5秒から20秒でできるようにしておくというのがコツです。

これはハーバード大学の20秒ルールと言われているルールをベースにして、僕はいろいろやってみた結果、5秒から20秒ぐらいでスタートできる状態に常にしておくことがすごく重要だと思っています。

ショーン・エイカーさんという人が出した、ハーバード大学の20秒ルールっていうのがあって、これは何かというと、皆さんがやりたくてもできないことがあるとしたら、今よりも20秒早くできるようにするんですよ。

これだけで、その習慣とかその行動ができるようになる確率がグッと上がるんです。

限界の少し先まで粘る癖をつける

限界の少し先まで粘る癖をつける 成長や変化は、限界のちょっと先にしかない 「あと3回」は、ゴールを見えるようにするための癖

次に大事なのが、3回だけ粘る癖です。

やっぱり僕らって、物事を諦めそうになることってあるんですよ。筋トレでもそうだし、何かやる時に、「いや、これやろうかな、いやでもな」とか、「いや、もうつらい、もう無理、もうできない」っていうふうに思うこと、ありますよね。

でもその時に、「あと3回だけやろう。あと3回、あと3回」っていうふうに考えてちょっとやる。

すると、「でもさっき1回粘ったから、あと2回だけやろう。あと2回だけやろう」と、もう1回頑張るわけですよ。

で、またくじけそうになる。

「ああ、もう無理無理無理。あと1回。あと1回やって、もう無理って思ったら本当にやめていいから、あと1回だけ頑張ろう」って言って、あと1回だけやるんですよ。

成長や変化は、限界のちょっと先にしかない

実はこれ、何が大事かっていうと、人間の成長とか変化っていうのは、限界のちょっと先にしかないんですよ。

自分の限界を知って、その内側、コンフォートゾーンってやつですね。そこにいたら変化はないんですよ。

ところが、僕らの周りは変わっていきます。

例えば、今の年齢で、今のこの時代のまま全てが固定されるんだったら、皆さん限界にとどまっててもいいかもしれない。でも、やっぱりその限界を超える練習っていうのをしていかないと、いざ自分が変わらなくちゃいけなくなった時に、変わることができなくなっちゃうんですね。老害な人たちってそれですね。

やっぱり今の僕らの時代って、日本ってかなりやばいわけなんですよ。収入的にもやばい。だからこそ、限界の少し先まで進む練習が必要になってくるわけなんですね。

「あと3回」は、ゴールを見えるようにするための癖

この3回だけ粘る癖って、何が大事かっていうと、3回頑張んなくちゃいけないって思わないでください。

しんどくなった時に、ゴールが見えるようになる癖なんですよ。

あと3回粘ったらOKっていうふうに考えたら、ゴールが見えますよね。人間ってゴールが見えるとモチベーションが回復するので、自分が普段はこれだけできるのに、今日ちょっと早めに限界を感じちゃったって時も、3回粘る癖が身についている人は、自分の限界までちゃんとたどり着けるんです。

これも結構おすすめです。

代わりのことをしていないか考える癖をつける

代わりのことをしていないか考える癖をつける タイマーを使って、自分を30分ごとに戻す

次に、代わりのことをしていないか考える癖です。

これ何かっていうと、人間って、基本的に大事なことをしようとすると、ちゃんとやらなくちゃって思うんですよ。完璧にやらなくちゃって思うんですよ。これ効率いいかなって考えちゃうんですよ。

これがダメなポイントです。

効率いいかどうかって、やった後に考えるべきことで、やる前に考えても効率なんてわからないんですよね。しかも正しい選択なんて、人間できないんですよ。やってみないとわからないんだから。

だから人間って、結果に対してこだわりがある、あるいは、これ自分が大事だというふうに思っていることをしようとすればするほど、それ以外のどうでもいい代わりのことをしたくなるようにできているんですよね。

だからこの「代わりのことを今自分はやってないかな」っていうふうに考える癖をつけると、時間の無駄がかなりなくなります。

タイマーを使って、自分を30分ごとに戻す

この代わりのことをしていないか考える癖をつけたい場合は、いいトレーニング方法があります。

タイマーをかけてください。

もう設定しなくても勝手に鳴るタイマーみたいなのをかけて、30分ごととか25分ごととかに鳴るようにする。僕の場合は30分ごとがおすすめですけど、代わりのことをやりやすい人は15分ごとでもいいです。

例えば30分ごとにタイマーを設定して、30分ごとにタイマーが鳴る。

で、鳴った瞬間に、「今自分は何かやるべきことがあったのに、それの代わりのことをやっていないかな」って考える癖をつけてください。

30分ごとに自分を振り返って、余計な、やらなくていい代わりのことをしていないかってことを考えるんです。

これができるようになると、結構代わりのことしてるのよ、人間って。

そこから、代わりのことをしていないかを考える癖が身についていって、余計な時間を使わなきゃ済むようになります。

最悪とその対策を考え抜く癖をつける

最悪とその対策を考え抜く癖をつける 最悪は、考え抜かなければ力にならない

次に、常に最悪と、その対策を考える癖です。

僕らって、最悪のことを考えてるって言いながら、ネガティブ思考とか言いながら、実は最悪のことをちゃんと考えてないんですよね。

なぜかというと、最悪のことを考えて、それに対する対策をちゃんと考えると、それを考えるだけで不安感とか緊張感がなくなるってことがわかってるんです。

戦略的ペシミストという戦略なんですが、ほとんどの人間って、これをやってないんですよ。

「いや、自分は常に最悪を考えてます。だから行動できないんです」って人は、違うんだな。

ほとんどの人は、最悪がよぎって、よぎるたびに見て見ぬふりをしてるんですよ。

最悪は、考え抜かなければ力にならない

最悪は考え抜かなければ力にならないんですね。

だから僕らが何かをする時に、必ず、僕もそうです、必ず最悪を考えます。

最悪こうなるかもしれない。このぐらいマイナスが出るかもしれない。じゃあ、そうならないようにするためには、今からどんな対策ができるのかってことを考え抜くんですよ。

対策まで考え抜くと、最悪はダークエネルギーですよね。最強の力になるんです。

でも、よぎるだけで見て見ぬふりをしていると、それが皆さんから行動力を奪ってしまう。

なので、最悪と、そしてその対策を考え抜くという癖をつけてください。

これをやると、かなり大胆に行動ができるようになります。

なんでかっていうと、最高の瞬間ってなかなか訪れないんですよね。宝くじが当たることなんかないじゃないですか。最悪もめったに来ないんですよ、実は。あんまりみんな知らないんだけど。

だからこそ、最悪をちゃんと考え抜くことが大事なんです。

どうでもいいことを後回しにする癖をつける

どうでもいいことを後回しにする癖をつける ほとんどのことは、すぐやる必要がない 後回しにしないものを先に決める どうでもいいことをする時間も、あえて作っておく

最後に一番大事なのが、どうでもいいことを後回しにする癖です。

これをやるようになってから、それこそ僕なんかの場合、最近一番人生が変わったのは、ニコニコ動画の有料チャンネルランキングで1位になって、それからサブスクのDラボもうまくいって、本当に自由に生きるようになったんですが、結局、人間って、これをやらない人はいつになっても自由がつかめないんですよ。

どうでもいいことを後回しにする。

これ、さっき言った代わりのことと近いんですが、この考え方が僕は一番しっくりきたんですよね。

ほとんどのことは、すぐやる必要がない

僕らって、なんか世の中って歪んでいて、「後回しするな」「すぐやるのが最高の選択だ」ってよく言われますよね。

すぐやれ、すぐやれって言うじゃないですか。僕もそういう本を出したことありますけど、実は、すぐやる必要なんてほとんどのことにないんですよ。

逆に言うと、ほとんどのことは後回しにしてやらなくていいんです。

ところが僕らは、やらなくてもいい、後回しにしてもいいことばっかりやってるから、その結果、やるべきことができなくなってるんですよ。

だからどちらかっていうと、すぐやるって考えるよりも、ほとんどのことは後回しにするっていう癖をつけた方が、実は時間ってうまく使えるようになるんですね。

やるべきことを先にやろうとするよりも、「このこと以外は全部後回しにする」っていうふうに、後回しにするリスト、というか、これ以外は後回しにするリストみたいなのを作っておくと、非常に重要なポイントになってきます。

後回しにしないものを先に決める

例えば僕の場合だったら、読書、配信、運動、思考。

この4つ以外は、基本的に後回しにするっていうルールを作っています。

読書の場合だったら、なんか暇になったな、よし何しようかなってなった時には、とりあえず読むかって考えて、何でもいいから本を読む。

配信もそうです。

夜にそれが起きた場合は、ちょっと今日早めに会食終わって、9時半ぐらいか。暇だな、10時ぐらいからちょっと配信するか、というふうにやって配信する。

ニコニコの時には、これほとんど毎日のように配信していて、結果すごい大きな成果がつかめたんですが、ちょっと配信するかぐらいの感じで配信する。

運動もそうですね。

朝起きた時に、なんかちょっと早く起きたな、とか、ちょっとまだ出かけるまで40分あるな、と。一旦動こうかというふうに考えて、何でもいいから運動する。10分とか20分でも全然構わないです。

完璧にやる必要は全くないので、ちょっとやろうぐらいの感じでいいんですよ。

だって、10分の運動だって1日5回やったら50分動けますからね。

思考もそうです。

車の中でなんか暇だなとか、会食の席で自分の関係ない話をし始めたなとか、なんか暇だなってなった時には、

「あ、そうだ。あれ、ちょっと考え抜こうと思ってたテーマあったわ。考え抜こう。ちょっと考えてみよう。あのビジネスのこと、もうちょっとブラッシュアップしたかったんだ。よし考えよう」

みたいなふうに、この4つ以外のことを基本的には後回しにします。

読書、配信、運動、思考。これ以外は全部後回しにする。こういうことです。

つまり後回しリストっていうのは、自分はこれは後回しにしない。でもそれ以外は全部後回しにするってリストを作っちゃうんですよ。

こうすると、どうでもいいことをする時間がどんどん減っていきます。

どうでもいいことをする時間も、あえて作っておく

でも、やっぱりやらなくちゃいけないことってあると思うんですよ。

家事とか掃除も大事ですよね。

そういう場合は、どうでもいいことをする時間を作ってください。

1日の中に、例えば1時間とか、夜会社から帰ってきてからとか、何でもいいんですけど、自分の集中力が切れやすい時間帯とかに、どうでもいいことをする時間を30分とか1時間とか作っておくんですよ。

そこでどうしてもやらなくちゃいけなかったら、やってください。

でも、ほとんどのことは後回しにできる。

ほとんどのことは今やる必要がなくて、今やる必要がないことって、人間にとってはやる必要がないことなんですね。9割以上が。

こうすると、本当に大事なことに集中できるようになるんですよ。

だから「大事なこと、本当に大事なことに集中しよう」ってアドバイスは、あんまり良くなくて、今になったらやるから、人間って。

それよりも、どうでもいいことを後回しにする癖をつける方が大事なんです。

迷いをなくすと、人生の時間が増える

迷いをなくすと、人生の時間が増える

身につけると人生が変わる癖ってたくさんありますが、やっぱり大事なのは、迷いをなくしていくことなんですよ。

今回の癖は、そのほとんどが迷いをなくして、もう一つのことに集中するためのコツみたいなものです。

人間って、人生の半分ぐらい迷って生きるんですよ。

この迷いをなくして人生を変えると、普通の人の倍、時間が使えるようになります

いろいろ考えたり、あれやりたい、これやりたいって思いながらも、結局今年も何もやってないな、ずっと考えたり迷ってるうちに人生終わっちゃうなっていうふうに不安を抱えている方は、まずは今日の癖を試してみてください。