『かぐや姫の物語』は、美しい作画や女性問題の物語として語られることが多い作品です。ただ、この記事ではそれだけでは見えてこない構造に注目し、実際の画面に描かれている要素を手がかりに、高畑勲が何を語ろうとしたのかを丁寧に読み解いていきます。 かぐや姫の成長と性的な気配の結びつき、男たちの行動を歪ませるチャームのような力、ギャグとして作られている場面、さらに月の力が介入する超常現象までを追っていくことで、この作品が単なる感動作でも女性の抑圧を描いた話でもないことが見えてきます。 高畑勲と『かぐや姫の物語』はどう ...